神戸異人館風模型を作ってみました
コロナ前、韓国土産で買ってきた英工房(ヨンコンバン)のウエスタンハウス木製キット。
組み立てると二階建てのバンガローになります。
これで明治大正期の神戸異人館風模型を作ってみました。
この時代、ジェラート瓦やスペイン瓦の入手が難しかったからか、三州瓦が葺いてあるケースが多かったのです。
そこで、屋根瓦はプラスチックのプレートになった1/80和瓦の模型で仕上げます。
三州瓦は今では青や緑、赤レンガ色など様々な色の瓦がありますが、明治大正期なら鉛色です。
黒鉄色、銀、グレーのプラカラーを混ぜて再現しました。
鬼瓦はエポキシパテで作ってます。
この英工房のキット、そのまんま組むと壁がややショボい。ほぞを突き出してひさしにしているから、ひさしが不自然に分厚くなってます。
明治大正期の洋館住宅はアメリカ下見板(ラップサイディング)の壁が多いです。
ほぞを薄く削るのはかなり難しい。
そこで、ほぞのひさしになっている箇所を大胆にカット!
1/80のアメリカ下見板を再現したプラ板を使ってサイディングをして、ひさしは1mm角プラ棒をカットしてサイディングの上から接着する形で作り直しました。
アメリカ下見板張りの古い洋館だと上からオイルペンキを塗ってますから、そっちも再現しました。
ホントはアイボリーにしたかったのですが、適当なプラカラーが無くて、タン、ダークイエロー、黄色を混ぜてみたら、パステルイエローになってしまいました。
なんとなくアメリカ西海岸風のカラーですね。
鎧戸が不自然にない箇所には鎧戸を増設してます。
出来た模型の前にHOスケールの1950年代のアメ車を飾ってみたら、昭和レトロというよりバックトゥーザフューチャーの1955年のヒルバレーみたいになってしまいました。
前に作ったウエスタンハウスⅡと並べるとこんな感じ!